新垣初子遺作展〜陶と遊び陶を楽しみ夢半ば〜
新垣初子氏は、結婚を機に代々壺屋焼の陶工を務める夫・新垣修氏に師事し、壺屋焼を学びました。初子氏は壺屋焼の技法を活かし、独自の作品を作り上げるという目標を掲げ、意欲的に作陶に取り組んでいきます。伝統的技法をベースに細やかな色使いや力強さを見せる作品は、第46回沖展(平成6年)で沖展賞を、第57回・第61回沖展(平成17年・平成21年)で準会員賞を受賞し、高い評価を受けてきました。その後、沖展工芸部門(陶芸)初の女性会員にも推挙されるなど、県内女性陶芸家の先駆け的存在となります。2017年(平成29年)に惜しまれながらこの世を去りましたが、本展は生前も含め新垣初子氏の初めての個展であり、氏の作品が一堂に会するまたとない機会となります。どうぞご観覧ください。
■日時:2019年11月1日(金)〜11月24日(日) ※休日を除き毎週月曜日は休館
午前10時〜午後6時(入館は午後5時半まで)
■会場:那覇市立壺屋焼物博物館3階 企画展示室
■観覧:無料