本文へスキップ

『金城次郎とヤチムン』(松井健 著) 刊行記念 壺屋時代の金城次郎 展

    


  沖縄初の人間国宝・金城次郎の没後12年がたちました。金城次郎といえば魚文という評価がありますが、
 壺屋時代(1972年の読谷村への窯の移転の前)にこそ次郎さんのヤチムンの多様さ美しさの到達点を見
 ることができると思います。戦後独立して工房を構えてから復帰までの時代、習熟した壺屋の技を駆使し、
 作陶のための伝統の要点を頑固に守りながら、自然で作為を感じさせない、それでいて見紛うことなく次郎
 さんでしかない美しい品物が淡々と生み出されたのでした。このように思い、壺屋時代の次郎さんの作品を
 改めて展観し、そのすばらしさを再認識し、沖縄陶器の愛好者から実作者まで、広く次郎さんの真価がどこ
 にあるかを考えただこうと本展を企画しました。実用的な小品を中心とする展覧会でありますが、それゆえ
 にえってわたしたち主催者の意図をよく理解していただけると期待しております。

       

■日時:2017年1月6日(金)〜1月26日(木) 
    午前10時〜午後6時(入館は午後5時半まで)
■会場:那覇市立壺屋焼物博物館 3階 企画展示室
■観覧:無料(常設展示は観覧料が必要です。)
■共同主催:久高民藝店/ギャラリー杜ぐすく/壺屋焼物博物館



【トークイベント】
 
  何でもないようで今日絶望的に難しい民藝の理想である自然な焼物とは何なのか、どうして壺屋時代の
 金城次郎がそれを生みえたのか、研究者と実作者が金城次郎の作品を前に議論します。

■日時:2017年1月15日(日)午後3時〜
■会場:那覇市立壺屋焼物博物館
■話者:松井 健(東京大学名誉教授・『金城次郎とヤチムン』著者)
    松田 共司(北窯窯主・国画会会員)
    ※申込み不要【先着順 50名程度】

那覇市立壺屋焼物博物館

〒902-0065
沖縄県那覇市壺屋1丁目9番32号
TEL.098-862-3761
FAX.098-862-3762
Email:
C-TUBOYA001@city.naha.lg.jp





1階エントランスホールにて
Free Wi-Fiが使えます





常設展示 音声ガイド機器
無料貸出