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焼物の作り方

1 かわらの 作り方

沖縄のかわらといえば、みなさん、赤いかわらを思いうかべますね。
あのかわらはどのようにしてつくられたのでしょうか。

戦後(せんご)もしばらくの間は、手作りのかわらが屋根(やね)にふかれました。近ごろは機械(きかい)製品(せいひん)のかわらがほとんどです。土は沖縄本島(ほんとう)の南部(なんぶ)に多い黒土と赤土をまぜて作ります。


作り方

1.そのねん土をこねて、カーブする土のかたまりを作ります。つくっているのは、首里城のかわらを復元(ふくげん)した奥原(おくはら)たかのりさんです。



2.つぎに、クワーヒンと呼(よ)ぶ道具(どうぐ)でかわらの厚(あつ)さ分の板(いた)を切り取ります。
かわらの板(いた)をつくる
かわらの板(いた)をつくる
3.それから、型(かた)をロクロの上に固定(こてい)し、布(ぬの)をまいて水でしめらせた後(あと)、布の上にねん土の板をはりつけます。 ねんどの板を型(かた)にまく

ねんどの板を型(かた)にまく
4.そして、ロクロをまわしながら、手やこてで形を整(ととの)えます。 形をととのえる
形をととのえる
5.形が整(ととの)ったら、ジョージと呼(よ)ぶ道具(どうぐ)で同じ高さに切り、内側(うちがわ)の型(かた)をばらして、布といっしょにぬき取ってかんそうさせます。

つつの形をしていますね。このつつ一個(いっこ)から4枚の「めすがわら」がとれます。「おすがわら」は別のロクロでつくります。一個のつつから2枚のかわらがつくれます。
かんそうさせる
ロクロからぬき、かんそうさせる
flat tiles and semicylindrical tile
左がめすがわら、右がおすがわら
おすがわらづくり
おすがわらづくり
● かわらの焼き方 と ふき方
 かわらは、しゃ面につつの形につくられた登(のぼ)りがまで焼かれました。今では焼くのも機械化(きかいか)されています。アラヤチジョーヤチよりは低(ひく)い温度(おんど)で焼かれましたが、焼くにも特別(とくべつ)な技術(ぎじゅつ)が必要(ひつよう)でした。
 屋根(やね)にかわらをふく前(まず)に竹をふきます。それからせっちゃく用のねん土を竹の上にのせ、その上におすがわらとめすがわらを左の写真のように組み合わせながらふいていきます。
 次に、雨もりを防(ふせ)いだりや暴風(ぼうふう)に強いように、しっくいをぬって、かわらどうしを固定します。






2 荒焼(アラヤチ)の作り方

● 土について

アラヤチに使われるねん土の原料(げんりょう)は、沖縄本島(ほんとう)の中部(ちゅうぶ)や南部(なんぶ)でとれます。クチャと呼ばれるねん土が風化(ふうか)した黒土(ジャーガル)と、琉球(りゅうきゅう)石かい岩が風化(ふうか)してできた島尻(しまじり)マージと呼ばれる赤い土を7対3の割合(わりあい)で混(ま)ぜてつくり、使います。
ジャーガル島尻(しまじり)マージ
ジャーガル(左)と島尻(しまじり)マージ(右)
作り方

 混(ま)ぜた土を細(こま)かくくだいて水を加え、練(ね)ってから、手びねりやロクロで形を作ります。

大きなつぼの形は、ロクロの上で土のひもを重ね、表と裏の面をきれいにしながら作ります。

表には線を引いたり、土でつくった模様(もよう)を張(は)りつけたりして整えます。
りゅうの模様(もよう)を張(は)りつける

りゅうの模様(もよう)を張(は)りつける
焼き方


 登(のぼ)りがまに製品(せいひん)をつめて、約(やく)55時間焼き続(つづ)けます。温度は最高1120度まで上げます。

しかし、天候(てんこう)など、いろいろな条件(じょうけん)によってかまたきのやり方は少しずつちがってきます。長年(ながねん)の経験(けいけん)が生きてきます。

(写真は新垣栄用さんとそのかま)
かまたき風景(ふうけい)
かまたき風景(ふうけい)





 上焼(ジョーヤチ)の作り方

土について

 ジョーヤチに使われるねん土の原料(げんりょう)は、沖縄本島(ほんとう)の中部(ちゅうぶ)や北部(ほくぶ)でとれます。
赤土と白土に分かれます。
赤土は形をつくる土、白土は水にとかしてうつわの表面を白くするために使われます。
うつわの表面を白くすることによって、いろいろなかざりや模様(もよう)をつけることができるようになるのです。
白土赤土
白土(左)と赤土(右)
作り方と焼き方

土を細(こま)かくくだいて水を加え、練(ね)ってから、ロクロや手びねりで形を作ります。

わんや皿、つぼなどはロクロの上で、シーサーは手で形をつくります。

表面に白土をかけて白くして後に、いろいろな方法でかざりや色・模様(もよう)をつけてかんそうさせます。

十分かんそうしたらかまにつめて焼きます。登(のぼ)りがまの場合(ばあい)、1230度ぐらいまで温度をあげます。
焼きはじめてから焼き終(お)えるまでおよそ70時間ぐらいかかるといわれています。

模様(もよう)をえがく
白くしたうつわの表面に線(せん)ぼりで模様(もよう)をえがく

模様(もよう)をえがく
うわぐすりで模様をえがく
うわぐすり

 ジョーヤチの表面につやを出したり、色をつける材料(ざいりょう)を「うわぐすり」といいます。壺屋(つぼや)では昔からみぢかにある材料をまぜあわせてうわぐすりを作ってきました。うつわの表面にかけられたときの色と、焼き上がった後の色はちがいます。
焼き上がった色
右が焼き上がった色



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