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大皿 その力・技・美 展

     

 大皿は民窯の精華だといってよい。大人数の食卓では、食材を盛られたり、とり分ける料理を供するのに用いられる。このように実用されていないときには、壁に掛けられたり、皿立に置かれて、眼を楽しませてくれる。大皿には、つくり手の創意やつくられた窯の伝統が活々と現れている。しかし、大皿は、技術的にも、技法的にも、けっして容易につくられるものではない。加飾技法は小さな皿では破綻なく納るものでも、大皿ではその真の効果を問われる。大きな皿の加飾を美しくまとめる手腕は、小さな雑器をまとめるのとはまったく別の質のものだといえる。
 文様をつけられる前の大皿の器体の造形も、小品を轆轤の水引きでつくるのとはまったく別の技能を要求する。しかも、大皿は大きいほど、焼成中に破損してしまうリスクが大きい。それゆえにこそ、美しく仕上った皿には、つくり手の手腕とつくり手の属する地方の窯の伝統のもつ力がいかんなく示されるのである。それは、有名な濱田庄司の流し釉掛大皿をみてもわかるように、いわゆる作家の人たちの作品でもかわりない。
 本「大皿展」は、壺屋、小鹿田などの地方の民窯とあわせて、武内晴二朗、舩木研兒ら民藝作家と呼ばれるつくり手たちの大皿を展示します。陶にみる用と美、創意と伝統、力と技の究極の融合が、大皿というかたちに結晶しているところをご高覧下さい。

大皿 その力・技・美」展

■日時:2017年6月13日(火)〜6月18日(日)
    午前10時〜午後6時(入館は午後5時半まで)
■会場:那覇市立壺屋焼物博物館 3階 企画展示室
■観覧:無料(常設展示は観覧料が必要です。)
■主催:久高民藝店・ギャラリー杜ぐすく


【ギャラリートーク】 

■日時:2017年6月18日(日) 午後3時〜
■会場:那覇市立壺屋焼物博物館3階
■話者:松井 健(東京大学名誉教授・『金城次郎とヤチムン』著者)
    島袋 常秀(常秀工房代表・沖縄民藝協会会長)
    ※申込み不要【先着順 50名程度】

那覇市立壺屋焼物博物館

〒902-0065
沖縄県那覇市壺屋1丁目9番32号
TEL.098-862-3761
FAX.098-862-3762
Email:
C-TUBOYA001@neo.city.naha.okinawa.jp




1階エントランスホールにて
Free Wi-Fiが使えます





常設展示室1・2階 音声ガイド機器
無料貸出