―読書推進の要は学校図書館司書―

「最近どんな本を読みましたか?」
 私たちが社会生活を送る上で大切な「言語」。その習得に欠かせないのが「読書」です。
 2004年に実施された「OECD」の学力調査の結果から、日本の子どもたちの学力低下、特に「読解力」の低下が明らかになりました。また、日本はこの調査結果上位国の中で、「最も読書量の少ない国」となっています。
 テクノロジー等の発達に伴い「読書離れ」が進む中、今子どもたちの学力を支える大きな力として、あらためて「読書」の重要性が叫ばれ、学校図書館の役割が大きくなってきました。
 
 那覇市の学校図書館

 那覇市には、現在小学校が三十六校、中学校が十七校あり、すべての小中学校に図書館が整備されています。
 2002年度から実施された新学習指導要領により、学校図書館の役割が明確にされました。今までの「読書センター」としての機能を一層充実させ、さらに「学習・情報・資料センター」としての役割が求められるようになりました。
 学校図書館では日々次のような活動が行われています。
 ○ 読書センターとして
  ・朝の読書、読み聞かせ
  ・読書月間、旬間の取り組み
  ・読書感想文・感想画への取り組み
 ○ 学習・情報センターとして
  ・各教科の学習の場
  ・総合の調べ学習等
 学校図書館の「学習・情報・資料センター」としての役割を充実させるため、委員会では平成十年度より図書館の蔵書のデータベース化を進めてきました。現在では、蔵書の管理や図書の貸借をコンピュータで行っています。
 那覇市独自の取り組みとして、「学習」の場をより充実させるために、市内全小中学校の図書館と公共図書館をネットワークで結び、他の図書館の図書を貸借する搬送システムを構築し運用しています。
 本市では、年間の読書目標冊数を小学校110冊、中学校40冊に設定し、各学校で目標達成のための取り組みを行っています。2001年度からは、すべての小中学校でコンピュータによる貸借が可能となり、その効果の一つとして男子の読書量が増え、十八年度の児童生徒一人当たりの貸出冊数は表のとおりとなっています。
 また、全小中学校で「朝の読書」が実施されており、小学校ではPTAを中心とした「読み聞かせ」のボランティアが定期的に活動を行い、最近では中学校でも「読み聞かせ」が行われるようになってきました。


目次へ