生きる力を育む学校給食
〜未来への架け橋〜
最近は、深刻化する少年非行やこども達の生活習慣の乱れが社会問題として挙げられていますが、さらに食生活の乱れから肥満など、栄養バランスが崩れ、発育時期の子ども達に影響を及ぼしていることが明るみになってきております。
今回は、未来を生きる子供達の成長を担っている学校給食の現状と取り組みを紹介します。
1 学校給食の目的
学校給食の目的は、学校給食法第一条において、「児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、かつ、国民の食生活の改善に寄与するものである」と規定されております。第2条では、@「日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと」、A「学校生活を豊にし、明るい社交性を養うこと」、B「食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること」、C「食料の生産、配分及び消費に正しい理解に導くこと」の四つを目標として掲げています。
2 那覇市の学校給食
那覇市の学校給食は昭和29年に制定された「学校給食法」に基づき、昭和31年の市内全小学校へのミルク給食実施から始まりました。その後昭和38年におかずにミルク、パンを添えた「完全給食」が前島小学校より始まりました。
3 給食実施方法
那覇市では、単独調理場と給食センター方式による給食が実施されております。単独調理場は小学校20校、中学校2校の計22校、給食センターは、那覇、首里、真和志、小禄の4センターで31校の小中学校の給食を作っております。
4 衛生管理
学校給食の衛生管理は、文部科学省の示す衛生管理基準により厳しく定められています。これは平成8年のO-157による食中毒事故を教訓として改訂されたものであり学校給食を実施している調理場は、この基準に従って運営しています。食材の納入から調理過程、施設設備においても厳しい衛生管理が求められており、本市も衛生管理の徹底に努めています。
5 給食費
学校給食法では、学校給食の運営に要する経費のうち、食材料費と光熱水費は保護者が負担するものとしておりますが、那覇市では食材料費のみを学校給食費として徴収しております。現在の給食費は月額で小学校が3800円、中学校が4300円となっております。これはすべて食材料費にあてられております。給食の内容は、主食(ごはん、パン)、牛乳、おかずの3点で完全給食となります。学校給食は、年間約200回実施され、1回あたり、小学校で209円、中学校で236円となっています。栄養(士)職員は、毎月納めていただく給食費で、栄養バランスがとれた献立を作成しております。
6 必要な栄養素量
学校給食の食事内容は、児童・生徒の家庭の食事における不足しがちな栄養素を補って栄養の改善充実と児童・生徒の健康増進を図ることを目的としております。なかでも近年、マグネシウム及び亜鉛などの微量栄養素については、その欠乏により様々な疾患の誘因となると言われており、その摂取に配慮するような給食になっております。鉄やビタミン類といった栄養素も家庭においても摂取が容易でないため、1日に必要とされる量を確保できるよう工夫して献立を作成しております。
|