新教育長就任のあいさつ

はじめに


桃原 致上
(とうばる ちじょう)
 平成十八年四月八日、翁長 雄志市長より教育委員としての辞令を受け、教育委員会議において互選により、第十代那覇市教育委員会教育長に任命されました。
 浅学菲才な教育長でありますが、那覇市の幼児児童生徒が、那覇で生まれて良かった、那覇の学校で良かった、と思える教育を「不易と流行」を見据えつつ、誠心誠意取り組んでまいります。
 また、那覇市の総合計画に基づき、「生涯学習社会の総合的な推進」「幼稚園教育・学校教育の充実」「社会教育の充実」「スポーツレクレーション活動の充実」「家庭教育の支援及び青少年の育成」「伝統文化の保存と継承」等、諸施策を推進してまいります。



1 那覇市の教育理念と教育の目標

 那覇市教育委員会は、郷土の歴史と文化を活かし、「あけもどろの都市・なは」を拓く、人間性豊かな人材の育成をめざした教育の推進を教育理念と揚げ、教育の目標を次ぎの三本柱にまとめています。

○進取の精神と自ら学ぶ意欲をもち、心豊かでたくましく、個性的かつ創造性あふれる幼児児童生徒の育成を図ります。
○平和で活力ある社会の形成者として、連帯と協調の精神を発揮し、郷土の文化の継承と発展に寄与する英知と創造に富んだ心身ともに健康な市民の育成を図ります。
○家庭・学校・地域社会の相互連携のもとに、社会の変化に主体的に対応し得る教育の方途を追求し、生涯学習社会の実現を図ります。



2 教育の方針

 那覇市教育の基本理念に基づき、教育の目標の実現を図るため、基本方針を定めて施策の推進に取組みます。

○生涯にわたる学習の基盤を培うため自己教育力の育成を図るとともに、基礎的基本的な内容を重視し、個性を生かす教育の充実を図ります。
○心身ともに健やかでたくましく生きる青少年を育成するため、青少年活動の促進と環境の整備充実を図ります。
○家庭・地域の教育力を高めるため、関係機関や諸団体との緊密な連携を図り家庭教育に関する親の学習の支援を推進します。
○市民一人一人の生涯学習を支援するための環境整備を図るとともに、家庭・学校・地域及び関係機関・諸団体相互の緊密な連携のもとに生涯学習の観点に立った地域づくりを推進します。
○市民が生涯にわたって健康で豊かな生活を送るための、生涯スポーツレクリエーションの普及と振興を図ります。
○豊かな伝統文化の保存・継承と市民文化の創造と振興を図ります。
○国際化、情報化及び高齢化等の社会の変化に対応した教育を推進します。



3 那覇市の特色ある主な取組

@学校二学期制の実施     
 教育委員会は平成十六年度に実施モデル校六校を指定し、モデル校における学校二学期制における成果と課題を検証しました。十七年度においては、十七校にモデル校の指定を拡充しました。そのモデル校の成果と二学期制実施連絡協議会の提言を受け十八年四月一日より市内全幼小中学校で二学期制を本格実施しました。
 本市の学校二学期制は、子どもたちにできる限りゆったりした「時間・空間・ふれあい」の中で、しっかりと確かな学びを保障し、「生きる力」を育むことをねらいとしています。
 今年度からの実施が円滑に推進できるよう教育委員会、学校、関係者で構成する「那覇市学校二学期制支援委員会」を設置し、二学期制を実施する中での課題等について、その都度改善を図ってまいります。

A英語教育の取組を継続     
 教育委員会は、平成十五年度より三年間文部科学省研究開発学校の指定を受け、「児童生徒のコミュニケーションに対する積極的な態度および英語を理解し英語で表現するための能力の育成」を研究主題に、市内の全小中学校において英語教育を推進してきました。
この三年間の成果からひろってみますと
○児童生徒は英語への興味関心が高まり、英語によるコミュニケーション活動を楽しんでいます。
○中学校においても、小学校での音声中心の指導の効果が出ており、話す意欲につながっています。
○保護者は、英語活動を通して子どもが明るくなり、英語に対して意欲的になったと感じています。

 教育委員会では、これまでの成果を深化させるため、研究開発学校の継続指定を受け、今後とも積極的に英語教育を取り組んでまいります。



おわりに

 どのように教育の改革が進められようと教育の重要性に鑑みれば、教育の質的低下は許されるものではなく更なる充実が、教育委員会に求められています。
 学校教育においては、各学校と連携を深め児童生徒一人一人に「確かな学力」「豊かな心」と「健やかな体」を育み、生きる力をしっかりと身につけさせる教育活動を充実させてまいります。また、ますます多様化・高度化した市民の教育におけるニーズに対応するためにも、より質の高い社会教育、生涯学習等、市民の学びの支援にも努めます。


教育長プロフィール
 一九四六年、八重山石垣市で生まれる。琉球大学教育学部初等教育学科卒。一九六八年小禄小学校教諭。以後、真和志小学校、大名小学校、久米島小学校などで教諭。与儀小学校、港川小学校で教頭。北大東小中学校校長、浦城小学校校長。那覇市教育委員会学校教育部長、県教育庁那覇教育事務所長などを歴任。
座右の銘「誠意」



那覇市立中央図書館 文部科学大臣賞受賞

 2006年度の読書活動優秀実践の文部科学大臣表彰に那覇市立中央図書館が選ばれ、4月23日(日)「子ども読書の日」に、東京にて表彰式が行われました。
同表彰は、子ども達の読書活動を推進する優れた取り組みを実施している図書館や学校、団体を表彰し、更なる活性化を図ることが狙いです。
 市立図書館は、定期的なおはなし会の実施、小・中学校への図書搬送システム、ブックスタート事業などが評価されました。


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