シリーズ
(地域との触れ合いを求めて)

安謝小学校

一 本校の概要

 本校は、明治四十三年に創立し今年で九十五年を迎える大変輝かしい伝統のある学校です。過去には安里国民学校や安里小学校と校名を変え、昭和二十八年に現在の安謝小学校になりました。これまでに「情報教育研究校」として研究を行い、また、「花の絵コンクール」「教育版画コンクール」で素晴らしい賞をうけています。平成十五年には、図書館活用が認められ、全国読書実践優秀校として表彰されたり、サッカー部が全国大会へ出場するなど、大変輝かしい実績があります。
児童数は六百九十五名で、今年度四月に銘苅小学校が分離し百二十名余の児童が転出し、現在は適正規模となっています。
校区としては安謝橋を起点とし、南北に通ずる国道五十八号線を挟んで東西に二キロ範囲に広がっています。また、東側に環状二号線が並列し、岡野、安謝、天久の区域に分かれ、学校も旧安謝地域に隣接し、緑に囲まれた静かな環境に位置しています。
子ども達は明るく、素直で学習活動が大変活発に行われています。また、地域の方が指導してのスポーツ活動も大変盛んで、野球部が二つ、ミニバスケット部男女、サッカー部と連日、練習に頑張っています。
学校では読書活動が大変盛んで、保護者による読み聞かせ(火曜日8時15分?8時35分)や図書部主催の行事が活発に行われています。その中でも、特筆すべき事は、全職員による読み聞かせで、先生方が各クラスで読み聞かせをし、子ども達がそれぞれのクラスで聞きに行くといった方法です。学年の枠を取り払い実施したので、六年生と一年生が一緒にお話を聞くといった事があちこちのクラスで見られました。このことは本校の読書活動の意欲の向上につながっています。


二 活動の実際

1 地域と共に頑張っているよ。
本校は、平成十六・十七年度「豊かな体験活動」の指定を受け研究に取り組んでいます。最近の子ども達は、体験活動が少なく、そのような子ども達に豊かな体験をさせることで将来に向けて「生きる力」を育てたいと、取り組みがスタートしました。平成十六年度は主に四年生を中心に実践し、具体的には、「安謝の歴史を知ろう」と、地域の事に詳しい方にお話を聞きました。また、安謝川探検では安謝川の街路樹・生物や川底の様子などを学ぶことができました。さらに、安謝川に足を運ばせ、魚をとり生態を調べたりしながら自然の素晴らしさを感じとらせ、地域巡りではカー(井戸)や昔の人々の暮らし、サーターヤ跡について普久原さんに教えてもらいました。地域には羽衣伝説があるということで「銘苅子」の事についても調べ、学芸会ではそれを元に、シナリオや音楽の作成を自分達の手で行い演じました。一年の締めくくりは黒糖作りに挑戦しました。黒糖は沖縄の基幹作物であり、その事について学習することは沖縄を知る手がかりになりました。
平成十七年度は、地域の施設巡りや「発見!沖縄の味自慢」をテーマに近年長寿県として、全国的に注目されている沖縄の伝統食や地域食材に目を向け、自分や家族の健康や成長の為の食生活を考えさせました。
まず、ウェビングで子ども達たちはそれぞれに「病気を防ぐ沖縄料理」「長生きする沖縄料理」と様々な課題を作成しました。作成した課題は、子ども達が直接、公設市場へ行ったり、栄養士からお話しを聞く等、あらゆる方法で解決しました。
また、調べるだけでなく、「沖縄のおやつ」「ゴーヤちゃんぷるー」「沖縄の薬草」等では実際に料理を作って食するなど意欲的に活動しました。さらに、料理だけでなく組み踊りの見学や、余裕教室を生かし、「安謝小博物館」も計画しています。   三年生においては、「お年寄りなんでも博士になろう」=安謝複合施設って、安謝だけのものだ=をテーマに様々な取り組みを行っています。具体的には総合的な学習の時間を利用して地域にある複合施設との交流を図っています。これは「身近な自然、人、社会に興味を持ち、そこから自分の課題を見つけ、仲間と協力して調べ、解決出来るようにする。」をねらいとしており、学習の方法としては、<CODE NUM=0170>安謝複合施設の職員のお話を聞き、福祉について考える。<CODE NUM=0170>課題解決のため、グループ毎にインタビューに行く(栄養士・作業療法士・介護福祉士等)等でした。
子ども達は、「お年寄り何でも博士になろう」と取り組みを進め、実際に複合施設を訪ねてお年寄りや関係職員と、その場やその人にあった言葉使いでインタビューをすることが出来ました。学習の成果としては、普段、触れ合う事の少ないお年寄りともっと話をしたい、係わりたいという気持ちが出てきました。

地域の事がよく分かったよ 色々と交流できたよ

 

2 わらばー守りたい
子ども達の安全を守りたい・・と、本校のスクールガードが発足しました。これは、文科省の「子ども安全プロジェクト」の一事業として今年度から新規にスタートしたものです。
沖縄県では浦添市と新都心地域の各学校が対象になり、本校では、PTAの役員が中心となり取り組みました。十一月には、保護者向けに募集を行い四十名近くの方から「協力します。」と申し出があり、十二月十二日に「発足式」を行い、二十名近くの方々が参加しました。その中には自治会の会長さんも参加し、校区内の巡視を中心に行ってくれる事になりました。また、併せてネーミングの募集も行い「わらばー守りたい」と言う素晴らしい名前も付けられました。
二学期の終業式には教頭先生から、「三学期よりスクールガード制度がスタートする」事のお話があり、早速、平成十八年一月からスクールガードがスタートしました。この取り組みは大変地道なものですが、一人一人の協力が子ども達の安全を守ります。

いつも、ありがとう


3 トイレをきれいに
「子ども達が学校の清掃時間だけでは行き届かない箇所を保護者が手伝うと共に、親子のコミュニケーションの場にしたい」と毎月学年を変えて、トイレの清掃が行われています。
主催はPTA環境整備部で、分担区域を親子で清掃します。
トイレ清掃については普段、子ども達や先生方で行ってますが、施設が古く十分ではありません。取り組みは、今年で四年目を迎え、毎回熱心に清掃を行い、気持ち良くトイレを使用することができます。

うわ!きれいになったよ




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