挑戦!!
主体的に取り組み創りあげた
「構成劇 蔡温」

上山中学校

一 はじめに

 「子どもたちが夢中になって取り組む活動をさせたい」それは、教育に携わるものの永遠のテーマかもしれない。限りない可能性を秘めている子どもたち。その力を最大限に引き出すことができたとき、子どもたちの達成感や成就感は大きな喜びとなる。
 そのためには子どもが主体となる取り組みが前提であると考える。
今回の文化祭では、子どもが、自らの手で文化祭を創りあげていく過程の中で試行錯誤を繰り返し、全員の心を一つにすることの難しさや大切さ、他人への思いやり、相手の立場に立って共感する心など「生きる力」を学ぶであろうと考え、学年全体での取り組みを決意した。そのためには子どもたちが、いきいきと活動できる学習環境作りが大切となり、強力なサポーターとして、保護者の協力が必要になってくる。学校と保護者が協力することにより、子どもたちは自分の良さや可能性を発揮し、豊かな心が育つであろうと考え、保護者の方々にも多くのご苦労をお願いした。
 その文化祭の取り組みを紹介したい 。

二 実践の概要

1 学年のテーマ 「郷土に生きる」

2 学習のねらい
  @郷土に自信と誇りを持とう。
  A自分たちの住む地域の歴史を理解しよう。

3 方針
  @生徒の実態について把握する。(アンケートを実施)
  A文化祭実行委員会を組織化し、生徒の最高執行部とする。
  B生徒の希望・意見を全面に出し教師はサポート役に徹する。
  C生徒が自主的に学習の計画・立案ができるように配慮する。

4 学習の内容
  @文化祭事前アンケート  A文化祭実行委員の募集  B文化祭実行委員の構想 → 
  C文化祭コース希望調査  Dオリエンテーション   E課題設定・班編成 
  F体 験 学 習  G文 化 祭  H学習のまとめ

5 活動の見通し

  自分たちが住んでいる地域に目を向け、地域の歴史を学習し久米をモチーフにした構成劇
  「蔡温」を構築する。その中の場面で各コースがそれぞれで演舞する。

6 活動の方法
  文化祭実行委員が設定した9コースを生徒の希望を優先にして活動する。

7 活動コース

   
@役者コース   Aエイサーコース   B旗コース
蔡温を熱演   保護者が作製した衣装をまとい一心不乱に演舞   オリジナル旗の演舞
         
   
Cダンスコース   D獅子舞コース   E三線コース
練習量豊富なダンスチーム   コースで獅子舞を5頭作製し演舞は創作   三線を指導できるリーダーを中心に熱演
         
     
F太鼓コース   Gカラーガードコース   H裏方コース
太鼓指導者を招いて、学習した成果を披露   自分達で衣装を作製し、ガードを熱演    

8 強力なサポーター
 子どもたちを支える強力なサポーターとして、保護者の力は重要である。今回は特に、衣装作り・旗作製等に土日返上で積極的に参加協力してくれた。また子どもたちが真剣に取り組んでいる演技への激励など「愛のシャワー」を浴びせ子どもたちのやる気を奮起させてくれた。



エイサーと太鼓の衣装85着を作製しているハートフル・マム

9 感 想
 大変素晴らしい舞台でした。今回の文化祭は、先生方の力を借りることなく、皆さんひとり一人が協力し合い、自分たちで創りあげたものと聞いています。
 中学校の文化祭でのスタンディングオベーションを初めて見ました。それほどみんなの舞台は観衆の心をとらえたという証でしょう。みんなの成長を見せつけられた事が衝撃的だったと同時に喜びでもありました。


三 おわりに

子どもも教師もそして、保護者も「感動」を共有できた。また、見ていた周りの人々にも同様に大きな感動を与えることができた取り組みであった。それは、生徒の「やればできる」という自信や誇りにもつながったと考える。
 練習の過程では、生徒同士で学び、教え、励まし合う場面が数多く見られ、一生懸命に取り組むことの素晴らしさの体得と、学びの創出であった。
 この体験で得た財産を子どもたちが、これからの学校生活に積極的に生かし、後輩に引き継いでくれると信じている。


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