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第二十七回 シリーズ(地域とのふれあいを求めて) |
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平成十六年度那覇市教育委員会から「特色ある学校づくり支援事業」の募集があり本校は、その趣旨に賛同し応募した。かねてから鏡原中学校の「旗頭」を作りたいという希望を持っており、その拠りどころを求めていたからである。 <事業のテーマ>
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テーマにも見えるように、学校と地域の連携の元に本事業を展開し、さらに次のようなねらいをもって推進していこうと考えている。
その取り組みの中で、本稿では、特に「地域との連携」についてまとめることとする。
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以上のようなねらいでスタートした「旗頭」の製作は、まず実行委員会の結成に始まった。事を為すには、やはり原動力となる「人」を得なければならない。日頃から本校に心を寄せてくださっている地域自治会の中から、今回の「旗頭」製作には小禄自治会、特に青年部・部長上原清昌さん初め、青年部の皆さんに力を貸していただいた。そしてさらに、小禄自治会と学校をつないでくれたのは、小禄自治会青年部相談役で本校PTAの健全育成部長と青少年センター指導員を兼務してくださっている島袋全勝さんである。また同じく青年部相談役の高良栄一さん(本校一期生)にも、共に本事業を推進するに当たって多大なご尽力いただいた。
六月一日全校朝会にて「旗頭・耕心」について説明し募集した。保護者に対しても文書を発送して、説明と活動の了解を得ることにした。今後の協力体制を整える意味も含んでのことである。隊員として応募してきたのは一年生二名・二年生十五名・三年生十三、計三十名であった。六月四日「発足集会」を開き、初顔合わせをした。参加したのは、応募者と地域を代表する島袋さん・高良さん、学校から校長・教頭・生徒指導主事である。共に激励の言葉と決意を交わし合い、今後の活動を確認することができた。その際、旗頭のデザインも発表された。
さて、まず「トゥウルゥ・頭」といわれる部分のパーツ作りからである。布やボンド、針金・ベニヤ板から次第に形が表れてくる。子どもたちの目は真剣であった。きっと、自分たちの手で作り上げた「旗頭」が空に舞う日をイメージしたのだろう。
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夏休み終盤に近い八月十五日に「小禄自治会大綱引き」が地域の「メーミチ」で開かれた。その中で、青年部から以前使用していた中学生用の旗を鏡原中学校へ寄贈するというプログラムが組まれていた。地域の皆さんの見守る中で贈呈式が行われたことには感慨深いものがあった。この取り組みは、学校にとっても地域にとっても、相互理解を深めるうえで有効であったと確信している。また、その日に合わせて特訓を受けた生徒が旗を揚げることができた。まだ充分腰もすわらず、青年たちの支えを借りての旗もちであったが、いい体験・経験になったと思われる。そして、練習の過程においても、青年たちのように自分も力強く持ちたいというあこがれをもち、意欲につながったとことだろう。
出来上がった旗頭は、九月十八日に自治会から本校に搬入された。そして、十月二日、沖縄のよき慣習に則り満ち潮にあわせて「入魂式」を執り行った。このような「心」も学んで欲しいと考えたからである。当日は厳粛な雰囲気の中で式典が進められた。
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本事業を通して、子どもたちの健全育成を図るという共通の目標に基づいて集った大人が、それぞれの持ち場を理解し、知恵と力を出し合い協力する一連の姿を確認することができた。
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